【導入事例】クボタ製 AREA空調機、タイ・ラヨーンの複合機能型倉庫での温度管理に活用

導入事例

発信者 ENGINE編集部

タイ・ラヨーンのカトーレックタイランドが、約 2,000㎡の定温倉庫にクボタ製AREA空調機を導入。 保管スペースと空気循環を考慮した設備選定を、RYOSHO タイランドの提案とともに紹介する。

空調倉庫・定温倉庫では、貨物の品質を守るための温度管理と、限られた保管スペースの有効活用が求められる。

タイ・ラヨーンに拠点を構える KATOLEC GLOBAL LOGISTICS (THAILAND) CO., LTD.(以下、カトーレックタイランド)では、RYOSHO(THAILAND)CO., LTD.を通じてクボタ製「AREA(エリア)空調機」を導入。大風量による空気循環と省スペース設計を活かし、定温倉庫の空調環境を整備している。

タイ初の複合機能型倉庫を持つカトーレックタイランド

カトーレックグループは、物流とエレクトロニクスの 2 事業を柱に展開している。タイではチョンブリとラヨーンに物流拠点を構え、倉庫保管から流通加工、輸配送まで幅広いサービスを提供する。

2023 年に開設したラヨーン倉庫は、一般倉庫・定温倉庫・冷蔵倉庫・危険品倉庫の 4 機能を備えた複合機能型施設だ。同社がタイ初の複合機能型倉庫として展開する施設であり、異なる保管条件を必要とする貨物に一拠点で対応できる点が特徴である。

特に危険品倉庫は、タイの危険品クラス 3A に対応した設備を備えるなど、専門性の高い物流ニーズにも応えている。

▲ラヨーン拠点にはタイ危険品クラス 3A 対応倉庫を完備
ラヨーン拠点にはタイ危険品クラス 3A 対応倉庫を完備

「単なる倉庫提供でなく、顧客のビジネスを支える」というビジョンを持つカトーレックのこうした一体型のサービス提供は、顧客の継続利用にも寄与している。

▲タイの主要工業団地をカバーするカトーレックタイランドの倉庫ネットワーク
タイの主要工業団地をカバーするカトーレックタイランドの倉庫ネットワーク

定温倉庫に求められる空調設備の課題

ラヨーン拠点には約 2,000㎡の定温倉庫があり、20~25℃の温度帯で貨物を保管している。
空調方式の検討にあたり、従来型の設備にはいくつかの懸念があった。

■エアコンタイプ別 倉庫導入における課題

空調方式主な課題倉庫用途での評価
床置き型エアコン床面積を占有△(保管効率低下)
天井カセット型エアコン水漏れリスク△(貨物損傷リスク)
天吊り型エアコン風量不足△(温度ムラ発生)
AREA空調機大風量・空気循環◎(均一温度管理)

倉庫では保管効率を維持しながら、貨物に適した温度環境を確保することが重要だ。こうした条件を踏まえ、カトーレックタイランドが選択したのがエリア空調機であった。

クボタ製 AREA空調機 × RYOSHO の環境設計提案

導入されたクボタ製 AREA空調機は、強い気流によって冷風を遠くまで届けることを特長とする。
RYOSHO タイランドは、倉庫の保管スペースや空気循環を考慮した設備提案を行い、空調環境の整備を支援した。

【クボタ製「AREA空調機」の主な特徴】

  • 最大 130㎥/分の大風量により、20m 先まで冷気を送風
  • 強い気流で空気を循環し、温度ムラを抑制
  • 壁掛け・天吊りの薄型設計で床スペースを占有しない
  • インバーター制御により高いエネルギー効率

広い倉庫内に冷風を届けられることに加え、室内機を壁面や天井に設置できる点が、保管スペースを重視する倉庫のニーズに合致した。

加えて、カトーレックが導入を決めた背景には、東部経済回廊(EEC)における温度管理ニーズの拡大もある。電子部品や食品系など、品質維持のための環境管理が求められる分野に対応するため、同社は空調倉庫への投資を進めた。

導入効果|メンテナンス負担も軽く、安定的な稼働

2023年12月の稼働開始以降、空調設備に関する大きなトラブルは発生しておらず、メンテナンス負担も限定的である。倉庫を利用する顧客の現地視察でも、空調品質に対する評価は高いという。

本事例は、温度管理と保管スペースの確保という倉庫特有の課題に対し、空調機器の選定によって対応した事例である。また、タイで初めてクボタAREA空調機を導入した倉庫としても注目されている。

タイでの空調倉庫・定温倉庫の課題は RYOSHO へ

RYOSHOタイランドは、空調機器の販売だけでなく、設計・施工を含めた工場・倉庫の設備ソリューションを提供している。タイで以下のような空調倉庫・定温倉庫にまつわる課題を持つ企業は、ぜひ RYOSHOタイランドへ相談を推奨する。

  • 空調倉庫・定温倉庫の新設・改善を検討している
  • 倉庫内の温度ムラや空調効率に課題がある
  • 保管スペースを最大限活用したい
▲カトーレックタイランドと RYOSHO タイランド スタッフ集合
カトーレックタイランドと RYOSHO タイランド スタッフ集合

【取材協力】
Katolec Global Logistics (Thailand) Co., Ltd.
寺井 滋規 Shigeki Terai
Managing Director

村松 佳祐 Keisuke Muramatsu
Sales Manager (ASEAN Area)

Teera Butgul
Assistant Manager

タイで倉庫の温度管理に課題をお持ちの方、定温倉庫・空調倉庫にご関心をお持ちの方は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

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FAQ

AREA空調機は定温倉庫の温度管理にも使用できますか?

はい。カトーレックタイランドでは、約2,000㎡の定温倉庫にクボタ製AREA空調機を導入しています。同倉庫は20~25℃の温度帯で管理されています。ただし、必要な温度を維持できるかどうかは、建屋の断熱性能や熱負荷、機器の配置などによって異なります。

倉庫の床面積を減らさずに空調設備を設置できますか?

クボタ製AREA空調機は、室内機を壁掛け・天吊りで設置できる薄型設計です。床置き型エアコンのように室内機が床面積を占有しないため、貨物の保管スペースを確保しながら空調設備の導入を検討できます。

高いラックが設置されている倉庫でも冷風を届けられますか?

AREA空調機は、大風量によって冷風を遠くまで届けられることが特徴です。ただし、高いラックや保管貨物の配置によって気流が遮られる場合もあるため、導入時には倉庫内のレイアウトを考慮した機器配置が必要です。

倉庫にAREA空調機を導入するメリットは何ですか?

大風量による空気循環と、壁掛け・天吊りによる省スペース設置が主なメリットです。カトーレックタイランドでは、保管スペースの確保と温度管理の両立を目的として導入しています。

倉庫内の温度ムラを抑えることはできますか?

AREA空調機は、強い気流で空気を循環させることで、温度ムラの軽減が期待できます。ただし、倉庫の広さや天井高、ラックの配置、断熱性能などによって効果が異なるため、設備環境に合わせた検討が必要です。

定温倉庫にAREA空調機を導入した実績はありますか?

はい。タイ・ラヨーンのカトーレックタイランドで導入実績があります。2023年12月に稼働を開始した同社の定温倉庫では、取材時点で大きな故障などのトラブルは報告されておらず、倉庫を視察した顧客からも高い評価を得ています。

倉庫の新設時から空調設備について相談できますか?

はい。RYOSHOタイランドでは、空調機器の選定だけでなく、設計・施工を含めた設備提案を行っています。新設する倉庫の保管条件やスペース、設備配置に合わせてご相談いただけます。

既存の定温倉庫で空調設備を見直す際、どのような点を確認すればよいですか?

必要な管理温度、倉庫の広さや天井高、断熱性能、ラックや保管貨物の配置、既存空調設備の状況などを確認することが重要です。RYOSHOタイランドでは、こうした条件に応じた空調設備の選定・配置についてご相談いただけます。

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