# 「仕事はテンション、人生もテンション」ジャパンクオリティでタイの製造現場に挑み続けるーRYOSHOタイランド藪 遼平

> タイ製造業で価格競争が激化するなか、「ジャパンクオリティ」を軸に顧客との信頼関係を築くRYOSHO (THAILAND)。同社の藪遼平氏は、製品販売にとどまらず、現場に寄り添う提案力で課題解決に取り組んできた。現在注力するのは、クボタのエリア空調機を活用した工場の暑熱対策。「タイの工場は暑くて当たり前」という常識を変えたい。その挑戦の背景にある仕事観や、仲間とともに成長してきたタイでの経験、そして未来への思いに迫る。

- URL: https://engine-asia.com/jp/stories/topstories-5a9152a4c3
- 更新日: 2026-10-24
- 言語: jp
- 種別: 記事

タイ製造業で価格競争が激化するなか、「ジャパンクオリティ」を軸に顧客との信頼関係を築くRYOSHO (THAILAND)。同社の藪遼平氏は、製品販売にとどまらず、現場に寄り添う提案力で課題解決に取り組んできた。現在注力するのは、クボタのエリア空調機を活用した工場の暑熱対策。「タイの工場は暑くて当たり前」という常識を変えたい。その挑戦の背景にある仕事観や、仲間とともに成長してきたタイでの経験、そして未来への思いに迫る。

- 日付: 2026-10-24
- 分類: TOP STORY

## 日本品質を届ける。その先にあるのは、人と人との信頼関係

RYOSHOタイランドは、株式会社RYODENのタイ現地法人として、半導体デバイス・ファクトリーオートメーション（FA）・空調冷熱の3事業を展開する。2012年にRYODENへ入社した藪氏は、日本で営業経験を積み、現在はタイで空調冷熱事業のGMを務める。

赴任当初、驚いたのは市場競争の激しさだったという。
「日本では競合するメーカーもある程度限られていましたが、タイには日本だけでなく、中国・韓国・欧米など、本当にさまざまなメーカーが参入しています。価格も品質も選択肢が多く、モノの価値に対する考え方が大きく違うと感じました」

そんな市場でRYOSHOが一貫して大切にしてきたのが、**「ジャパンクオリティ」**だ。
三菱電機の空調機やホイストクレーン、クーリングタワーなどを提案してきた同社は、機器の販売に加え、エンジニアリングや施工、導入後のメンテナンスにも対応している。

「日本の製品は高いと言われることもあります。でも、安さだけで選ぶのではなく、その製品が持つ本当の価値を理解して使っていただきたい。まだタイにない『製品』『技術』『発想』を届けることが、私たちの使命だと思っています」

日本人エンジニアと現地スタッフが連携し、顧客の要望を設備として具体化する。薮氏自身もヘルメットをかぶって現場に入り、スタッフと汗を流してきた。
「言葉や文化が違えば、仕事に対する感覚にもズレが生まれます。だからこそ、同じ現場で一緒に苦労して、成功体験を積み重ねることが大切だと考えます」

## 「タイの工場は暑くて当たり前」を変えたい

現在、藪氏が力を入れているのが、タイの製造現場における**労働環境の改善、工場の暑熱対策**だ。エリア空調機のタイでの販売をはじめた数年前は、設備費や電気代の負担から空調導入に慎重な顧客も多かった。

「以前は、現場にエアコンを入れても直接生産性が上がるわけではない、という声も多かったんです。でも最近は、働く人の環境を整えること自体が、経営上の重要な課題になってきています」

人材確保や従業員の定着への関心が高まり、日本から視察に訪れた担当者からも暑さ対策を求める声が増えているという。

そこで提案しているのが、**クボタ空調の「AREA（エリア）空調機」**だ。

約20m先まで風を届ける送風性能と、壁掛け・天吊りに対応する薄型構造が特長。クレーンが稼働する工場など、設置場所に制約のある現場でも導入を検討できる。RYOSHOは現地調査から設置方法の検討～施工～メンテナンスまでを支援する。

![▲タイの工場に設置されているAREA空調機](/assets/media/TOPSTORY-ryosho4.webp "▲タイの工場に設置されているAREA空調機")

「タイは暑くて当たり前。工場には空調がなくて当たり前。そういう考え方がずっとありました。でも、それは本当に当たり前なのか。私たちが新しい技術や製品を提案することで、働く環境の新しい当たり前をつくりたいと考えています」

## 「あなただから買いたい」と思ってもらえる営業

RYOSHOの営業の強みについて尋ねると、一人ひとりの人間味と提案力だという。
顧客が何に困り、何を求めているのか。本音を話してもらえる関係が、課題解決の出発点になる。
「なぜこの製品を買うのか、という前に、『あなただから買うんだ』と思っていただけるところまで信頼関係を築きたい。そのうえで、自分たちやメーカーの力を結集して、何としてでも課題を解決する。それがRYOSHOの強みだと思っています」

その姿勢が問われたのが、コロナ禍の現場だった。工事の中断や納期遅延が起きるたびに、顧客のもとへ足を運び、謝罪しながら、今できること、次にできることを一緒に考えた。
「一番やっていて良かったと思うのは、実はスムーズにいった現場じゃないんです。問題が起きて、怒っていたお客様が、少しずつ笑顔になってくれる。そして最後に『ありがとう』と握手を交わせたときが、一番嬉しかったですね」

## 支えられた自身の経験を、次の世代へ

赴任当時は日本人2名、タイ人3名の計5名ほどだったチームが、取材時点では14名に拡大した。若くしてマネージャーとなった藪氏は、年上のスタッフをまとめる難しさに直面し、自身の未熟さからメンバーとの関係に悩んだ経験もある。
「タイに来たばかりの頃は本当に苦労しました。でも、会社の仲間やお客様、仕事以外で出会った人たちにも、たくさん助けてもらったと感じます」

今は、自分が支えられたように、スタッフが成長できる環境をつくりたいと考えている。そのために、現場スタッフ主体でそれぞれが目標や行動方針を話し合い、マネージャーに提案する運営に取り組んでいる。
「みんなそれぞれに夢があって、得意なことも苦手なこともある。お互いに補い合いながら、自分たちで考えて動けるチームにしたいんです」
目指すのは、苦労を乗り越え、最後には一緒に笑い合えるチームだ。

## 若さを行動力に変えて。人生はすべて「テンション」

藪氏の背中を押してきた、かつての上司の言葉がある。
「俺がお前に負けるのは若さだけだ。逆に言えば、お前が俺に勝てるのも若さだけ。だから、その若さを行動力に変えて、とにかくやってみろ」

当時は悔しさもあったというが、その言葉を胸に、とにかく行動し、経験を積んできた。
「若いうちにしかできないこともある。せっかくタイにいるんだから、若いスタッフにもいろいろなことに挑戦してほしいですね」

最後に座右の銘を尋ねると、薮氏は少し笑って答えた。
**「仕事はテンション、人生もテンション、ですかね」**

ここでいう「テンション」とは、単に明るく元気に過ごすことではない。気が進まない日も自ら気持ちを高めること。そして、緊張感を持って仕事に向き合うこと。その両方が込められている。

人と出会い、現場で汗を流し、仲間と困難を乗り越える。そこには、ジャパンクオリティという仕事の軸と、人への感謝を忘れない藪氏の生き方が重なっている。
「仕事はテンション、人生もテンション」――その言葉を原動力に、藪氏の挑戦はこれからも続く。

##### RYOSHO (THAILAND) CO., LTD.
##### 藪 遼平（Ryohei Yabu）
General Manager
Ecology and Facilities Department
Facilities & Automation Systems Division

## RYOSHO (THAILAND) CO., LTD.　METALEX2026出展情報

会場にてAREA空調機の実機を展示予定
開催日時2026年11月18日（水）〜21（土）
出展場所：BITEC（バンコク国際貿易展示場）**HALL99 / No,9E55**

![▲ METALEX2025年の展示ブース](/assets/media/TOPSTORY-ryosho6.webp "METALEX2025年の展示ブース")
