ドレン除去器「ウェルエアー」|カマタテクナス
圧縮空気中の水滴・油滴・異物を分離し、末端機器をドレンの影響から守る
ウェルエアー(WELL AIR)は、圧縮空気に含まれる水滴や油滴、異物を装置の入口付近で分離する、交換式フィルタエレメントを使わない圧縮空気清浄器です。内部で空気を高速旋回させ、遠心力と衝突分離を利用して比重の重い物質を外周へ集め、本体下部へ落下させます。電源や熱源を使わずに作動し、一般的な水系ドレン向けの仕様のほか、油分・固形物を含むドレンに配慮したDT仕様などを用意。水滴・油滴・粗粒子の対策を必要とする空圧機器の保護に活用できます。
解決できる課題
- エアドライヤーを通した後も、配管内の温度変化でドレンが再発生する
- 圧縮空気中の水分や油分、配管由来の異物が末端機器に入り込む
- ドレンが原因となる空圧機器の故障や、生産ラインの停止を抑えたい
- フィルタエレメントの交換や、それに伴う保全作業の負担を減らしたい
- 高温多湿の環境や老朽化した設備でも、圧縮空気の汚れ対策を行いたい
- 水滴・油滴・異物を設備の入口付近で処理し、装置の安定稼働につなげたい
特長
1.交換式フィルタエレメントを使わない構造
内部に交換式のフィルタエレメントを設けず、分離した水滴・油滴・異物を本体下部へ落下させ、ドレン排出器から排出する構造です。
2.遠心分離と衝突分離を組み合わせた方式
電気や熱源に頼らず、圧縮空気の流れを利用して作動します。内部の高速旋回流と衝突分離によって、水滴・油滴・異物を外周へ分離します。
3.ドレンの状態に合わせて選べる排出仕様
一般的な水系ドレン向けの仕様に加え、油分や固形物を含むドレンに配慮したDT仕様を展開。ドレンの状態や使用条件に応じた特殊仕様についても相談できます。
4.水滴・油滴・固体粒子の高い分離性能
水滴・ドレンと液体油分・油滴の除去率はいずれも99.99%。3μm以上の固体粒子も99.99%(1μm以上の粒子は約97%)除去します。
※性能値は使用条件によって異なり、水蒸気や油蒸気を除去するものではありません。
5.用途に応じた後段機器との組み合わせ
WELL AIR単体で水滴・油滴・3μm以上の固体粒子を処理し、微粒子やオイルミストへの対応には精密フィルタを追加。水蒸気を低減し、低露点化が必要な用途では、精密フィルタとメンブレンエアドライヤを組み合わせ、必要な品質まで段階的に仕上げます。
主な用途
- 電磁弁、シリンダなどの空圧機器の入口での水滴・油滴・粗粒子対策
- 空圧工具や一般エアブローに使用する圧縮空気の前処理
- 精密加工、塗装、高品質エアブロー(精密フィルタを組み合わせた構成)
- 精密計測、結露対策、低露点を必要とする設備(精密フィルタとメンブレンエアドライヤを組み合わせた構成)
主な仕様
■ 標準シリーズ
| 型式 | WA-150 | WA-400/WA-400-a | WA-1200 |
|---|---|---|---|
| ドレン排出部接続口径 | 1/4 Rc | 1/4 Rc | 1/4 Rc |
| エアー配管接続口径 | 1/4 Rc | 3/8、1/2 Rc | 3/4 Rc |
| 最大使用流量 | 150 Nℓ/min | 400 Nℓ/min | 1,200 Nℓ/min |
| 使用圧力範囲 | 0.1~1.0 MPa | 0.1~1.0 MPa | 0.1~1.0 MPa |
| 保証耐圧力 | 1.5 MPa | 1.5 MPa | 1.5 MPa |
| 流体温度 | 5~65℃ | 5~65℃ | 5~65℃ |
| 重量 | 0.74 kg | 1.24 kg | 2.933 kg |
■ DTシリーズ(油分・ゴミを含むドレンに対応)
| 型式 | WA-150DT | WA-400DT/WA-400DT-a | WA-1200DT | WA-2500DT |
|---|---|---|---|---|
| ドレン排出部接続口径 | 1/4 Rc | 1/4 Rc | 1/4 Rc | 1/4 Rc |
| エアー配管接続口径 | 1/4 Rc | 3/8、1/4 Rc | 3/4 Rc | 1Rc |
| 最大使用流量 | 150 Nℓ/min | 400 Nℓ/min | 1,200 Nℓ/min | 2,500 Nℓ/min |
| 使用圧力範囲 | 0.1~1.0 MPa | 0.1~1.0 MPa | 0.1~1.0 MPa | 0.1~1.0 MPa |
| 保証耐圧力 | 1.5 MPa | 1.5 MPa | 1.5 MPa | 1.5 MPa |
| 流体温度 | 5~65℃ | 5~65℃ | 5~65℃ | 5~65℃ |
| 重量 | 0.59 kg | 1.11kg. | 2.79kg | 12.4kg |
※設置・機種選定時の注意
・必ず垂直に取り付け、各種端末空圧機器の直前に設置してください。
・コンプレッサからは、できるだけ長い配管距離(目安約20m)を確保してください。
・フィルタ、レギュレータ、ルブリケーターはWELL AIRの後段に設置してください。
